火鍼とは
繊維筋痛症などの激痛は、脳の「下降性疼痛制御メカニズム」の不全が原因の一つと考えられています。この場合、末梢神経に、ある程度の強さの疼痛を与えると、鎮痛効果があることが知られています。
激痛の鎮痛には、東洋医学では「火鍼(かしん)」というものが使われます。写真のようにタングステン製の鍼を熱して、極短期間、肌に刺すというものです。「痛い」というよりは「どすん」というショックを感じます。ノルスパンテープなどのオピオイド系鎮痛剤を手放せないような重度の疼痛症の患者さんに、オピオイド系鎮痛剤と同等の鎮痛効果があります。
効果が期待できる難病
パーキンソン病・脳梗塞・脳疾患系の病気に効果あり
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